良質な睡眠とは
一日の疲れをしっかりとるために欠かせない睡眠。
とはいえ、十分な睡眠時間を確保しても、「目覚めがスッキリしない」「疲れがとれた感じがしない」という方も多いかもしれません。
良質な睡眠を得るには、睡眠時間はもちろん使用する寝具も大きく関わってきます。
良い睡眠をとる方法
一般的に使用する寝具は、枕・掛け布団・敷き布団の3つです。
それぞれのアイテムを十分に発揮させるためには、自分にあった寝具をチョイスする必要があります。
理想的な枕を選ぶポイント
枕＝頭を支えるものとイメージがありますが、実際は首も支えるアイテムです。
そのため、枕を試すときは頭だけ乗せるのではなく、首も一緒に枕の上へ乗せましょう。
ちなみに枕の理想的な形は、中央がくぼんでいる円形状のものです。中央にくぼみがあると、首から後頭部が枕にきちんと合います。
また、高さ・硬さも重要なポイント。
オーダーメイドで枕を注文し、理想的な高さの枕を求める人も増えてきています。
測り方のコツは「壁や柱に肩甲骨をつけること」「あごを少し引き、後頭部をつけないこと」の2点です。
その姿勢を保ったうえで、首のくぼみや後頭部が出ているところをチェック。
壁や柱からどのくらい離れているかを計測しましょう。
人によって数値は異なりますが、首のあたりが約5～9㎝、後頭部がおよそ2～6㎝とのことです。
素材は柔らかいものから、硬いものまであります。
高さ同様、硬さも実際に試してみるのが重要です。
理想的な敷布団を選ぶポイント
敷布団を敷く理由は「寝るときの姿勢を保つこと」と「体にかかる圧力を分散させること」の2点です。
敷布団の硬さは、柔らか過ぎても硬すぎてもいけません。
前者の敷布団だと、腰の部分が沈み、体が下り曲がってしまいます。
一方後者の敷布団は接触部分に痛みが生じ、負担がかかる場合も。
寝るときの姿勢と体圧分散2つのバランスがそろっている敷布団を選ぶのがベストです。
理想的な掛け布団を選ぶポイント
気温と湿度も、良質な睡眠を得るための重要なポイントです。
そのため、気温・湿度両方が保てる掛け布団を選ぶ必要があります。
布団内の温度の場合、33度プラスマイナス1度が適しているとのこと。一方湿度は50プラスマイナス5度。
室温が10度台、20度台と変わる場合は、使用する掛け布団を変えるのがベターです。