東京でなければならないという固定概念を捨てる
今までは東京といえば日本の中心であり、文化流行の発信基地であるという認識が強くありました。
そのため、企業も本社を東京に構えることを目標としているということも多くありました。
しかし、今ではどんどんとその固定概念が変わりつつあるのです。
実は本社が東京から地方に移転をしているということが増えています。
そして、勢いのある会社も東京にあるわけではありません。
そこでここでは地方で活躍している企業をいくつか紹介していきます。
愛知県今治市「田中産業株式会社」
今や愛知県今治市と聞けば、誰もがタオルの街という認識できるようになりました。
この基礎を作ったのがこの田中産業株式会社です。
今治タオルが全国区に広がったのはその品質の高さとおしゃれなデザインです。
デザインを手がけているクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏はユニクロのロゴデザインをしたことでも知られています。
地方にありながら全国区、世界に名前を知られる企業を作ることができることを実現した企業の一つともいえます。
島根県海士町、株式会社巡りの環（めぐりのわ）
島根県にある巡りの環は人と人、人と自然環境、地域に根付いた暮らし、先人の知恵といった都会では出会うことができない昔から日本にあった知識や知恵に価値を見出し、島の内外に伝えていくというサービスを展開している企業です。
教育事業の柱となっているのは都市農村関係学ゼミというものです。
参加者とともに二週間に１回インターネット会議を開いて都市と農村との関わり方を模索する事業を展開しています。
新しい働き方を考える人にとっては魅力的なものであり、都会と地方とをつなぐ新たな役割として仕事に当たることができます。
宮崎県宮崎市株式会社アラタナ
インターネットが普及して全国どこでも色々な仕事ができるようになったことを感じさせる企業がこのアラタナです。
インターネットショップの立ち上げや運営の効率化といった、インターネットショップ運営で知りたいノウハウをワンストップ方式でサポートしてくれます。
今まではインターネットショップの関連企業やインターネットを用いた仕事というのは都会で行われるというイメージが持たれてきました。
しかしながら地方で事業をすることで地方の雇用促進をしたり、地代家賃が安く済むことで設備投資費用を抑えて事業を展開したり従業員に還元したりと多くの利益を得ることができるものでもあるのです。