ベンチャー企業へのネガティブイメージ
ベンチャー企業は勢いのあるもの、若い人が集まるものというイメージがあるために、どうしても多忙であることや社員の離職率が高いことといったネガティブなイメージが持たれることが多いです。
残業が多いブラック企業と言われたり、過酷な業務を強いられるダークサイド企業と言われてしまうような企業も多くあります。
しかしベンチャー企業もこのようなネガティブイメージを持たれる企業ばかりではありません。
新卒・途中入社の社員でも働きやすい職場をつくりあげるベンチャー企業も多くあるのです。
そこで今回はベンチャー企業でも離職率の低い職場を見つけるために確認するべきポイントを紹介していきます。
定着率の良い職場の特徴
ベンチャー企業であるか、そうでないかに関わらず離職率の低い企業というのはある程度の特徴があります。
まず、辞めない理由があるから離職率が低いことを理解しましょう。
仕事を辞めることなく続けられるのは「労働環境が良い」ということが挙げられます。
労働環境が良い理由として、多くの場合、残業が少なかったり有休消化率が高かったり、女性が平等に扱われていたり、育休制度が整っていたり、ということが挙げられます。
福利厚生が整っており、社内全体として休みも取りやすい風潮が定着していることが多いです。
他にもオフィスがセンスのあるデザインで社員のモチベーションを上げる工夫がされていることや休憩所、社員食堂などのリラックススペースが充実していることも良い企業の兆候として挙げられます。
特に新人が辞めにくい環境というのはこれらの仕組みが整えられていることが多いです。
例えば新人は自分から休みを言い出しにくいものですから、周囲が積極的に休暇を取っていたり、残業を切り上げてくれていたりすることは重要なことなのです。
また、具体的な数値として社員離職率を確認することも役立ちます。
社員の離職率が高いということは長く働いても意味がないと感じたり、続けることが苦しいと思ったりすることも多いことが考えられます。
そこで、入社した社員が3年間にどのくらいの割合で辞めているのかは確認しておきたいポイントです。
ベンチャーだから自由という概念は持たない
ベンチャー企業は自由、楽しい、楽、というようなポジティブなイメージを持って入社すると思っていたよりも大変と感じたり、仕事が辛いと思うことは多いものです。
ベンチャーはブラックというイメージとともにこういった楽でゆるい風潮があるという勘違いをしている人も多くいます。
しかし、実際の社風というのは入ってみなければわかりません。
そのため先入観で決めるのは避けること、実際に働いている人の話を聞いてみること、インタビューをすることといったことをしてしっかりと自分の目で判断することが重要です。